佐世保市博物館島瀬美術センターとは？常設展や収蔵品についてご紹介

佐世保市博物館島瀬美術センターには、世界最古級の豆粒文土器や、泉福寺洞窟のジオラマなどが展示されています。

この記事では、佐世保市博物館美術センターの特徴や常設展についてご紹介します。

佐世保市博物館島瀬美術センターとは？

佐世保市博物館島瀬美術センターとは、佐世保市にある美術センターです。

世界最古級の豆粒文土器や、泉福寺洞窟の模型ジオラマなどが展示されています（※展示はレプリカです）。

展示室には、佐世保市にゆかりのある作家の作品が展示されており、県展や市民展など大規模な展覧会が開かれているのが特徴です。

佐世保市博物館島瀬美術センターは公園と隣接しているため、市民の憩いの場として重要な場所となっています。

佐世保市博物館島瀬美術センターの常設展

佐世保市博物館島瀬美術センターの常設展では、佐世保市が昭和39年以来手がけてきた発掘調査の成果を展示しています。

世界最古級（12,000年前）の豆粒文土器や、泉福寺洞窟の模型など遺跡から出土した遺物を模型やパネルを使って説明しています。

こちらは、常設展のエリアです。

時代別に展示コーナーを設置しており、代表的な遺跡の遺物を系統的に展示していますよ！

佐世保市博物館島瀬美術センターの収蔵品

佐世保市博物館島瀬美術センターの収蔵品は、下記の3つに分類されています。

佐世保市博物館島瀬美術センターでは、約8,000点の美術・工芸・出土品などを収蔵しています。

美術

佐世保市博物館島瀬美術センターに収蔵されている、美術品と制作した方は下記の通りです。

作者	作品名
安永龍峯	書　扁額四文字「寄心清尚」
加治亜委子	春のうた
吉田輝貞	名切通り米軍官舎
市山時一郎	基地の教会
森山一信	自由への旅だち
深見隆	石紋（環）
長峰勇	ムームーを着た女
辻利平	枇杷の花咲く頃
東郷平八郎	東郷平八郎書簡
馬場忍	KARAMUTOWA-A
北村綱義	花時計
野元琴畝	鮎之図

工芸

工芸品には「濁手苺花文鉢」という作品があります。

濁手苺花文鉢は、酒井田 柿右衛門（14代目）さんが作った作品です。

酒井田 柿右衛門さんは、襲名するまで酒井田 正として活動していました。

2001年には、人間国宝に認定されています。

歴史・民俗

歴史・民俗の出土品/遺物は下記の通りです。

こちらは、佐世保市の主な史跡です。

時代	主な史跡
旧石器時代後期（3万年前～1万2千年前）	泉福寺洞窟 (国指定史跡） 牟田原遺跡 板山遺跡 烏帽子岳遺跡
縄文時代草創期・早期（1万2千年前～6千年前	泉福寺洞窟 (国指定史跡） 福井洞窟 (国指定史跡） 岩下洞穴 (県指定史跡） 直谷岩陰 天神洞穴
縄文時代前期（6千年前～5千年前）	岩下洞穴 (県指定史跡） 下本山岩陰 (県指定史跡） 宮の本遺跡 天神洞穴 大門遺跡
縄文時代中期～晩期（5千年前～2千5百年前）	泉福寺洞窟 (国指定史跡） 岩下洞穴 (県指定史跡） 下本山岩陰 (県指定史跡） 宮の本遺跡 天神洞穴 大門遺跡 中通洞穴
弥生時代（紀元前500年～紀元後300年）	泉福寺洞窟 (国指定史跡） 大野台遺跡 (国指定史跡） 下本山岩陰 (県指定史跡） 直谷岩陰 宮の本遺跡 大門遺跡 竹辺遺跡
古墳時代（300年～600年）	岩下洞穴 (県指定史跡） 三島山古墳・経塚 (市指定史跡） 松ヶ崎古墳 鬼塚古墳
古代（500年～1200年）	三島山古墳・経塚 (市指定史跡） 飯盛神社経塚 竜神洞穴
中世（1200年～1600年）	井出平城 武辺城 大智庵城
近世（1600年～1868年）	葭ノ本窯跡 (県指定史跡） 江永古窯 地蔵平窯跡 牛石古窯 長葉山古窯

佐世保市博物館島瀬美術センターのアクセス

佐世保市博物館島瀬美術センターへのアクセス方法は、下記の通りです。

駅名	交通手段
JR佐世保駅から	徒歩／約20分 タクシー／約4分 バス／約5分（島瀬町バス停下車）
MR佐世保中央駅から	徒歩／約5分

まとめ

佐世保市博物館島瀬美術センターには、世界最古級の豆粒文土器や、泉福寺洞窟の模型などが展示されています。

収蔵品は、美術や工芸、歴史・民俗にわかれており、約8,000点を収蔵しています。

佐世保市博物館島瀬美術センターは公園と隣接しているため、市民の憩いの場として重要な場所です。

デートの休憩として公園で休んで、美術品や工芸品などの鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。

基本情報

年齢層	子ども〜大人
住所	〒857-0806　長崎県佐世保市島瀬町6-22
電話番号	0956-22-7213
HP	https://shimabi.com