この記事の結論
- 深山工房つち団子は、山形県の伝統工芸・深山焼の陶芸体験ができ、陶芸の世界に触れられる工房
- 深山焼きは、茶碗やお皿だけでなく、干支の動物をかたどった陶人形が人気
- 深山工房つち団子は、脱サラ陶芸家の金田さんの制作した深山焼の焼き物作品を注文することができる
深山工房つち団子とは、山形県深山地区にある、伝統的な陶芸を体験・体感できる工房です。
たくさんの種類の陶芸体験ができる陶芸教室を開いており、伝統の陶芸作品を自分の手で作る体験ができます。
主宰である白鷹町出身の陶芸家・金田利之さんが制作した、深山焼の焼き物の注文も可能です。
恋人・家族・友人と楽しみながら陶芸の世界に触れられる、「深山工房つち団子」の魅力をご紹介していきます。
【目次】
深山焼とは?
深山焼(みやまやき)とは、山形県白鷹町の伝統工芸です。
昭和40年代、教員の梅村正芳氏が陶片研究を行い、深山焼の復興と陶器生産を成功させます。
復興を遂げた深山焼は伝統工芸として認知され、深山焼を中心とした伝統工芸の村「のどか村」が深山地区に誕生しました。
白鷹町出身で、梅村氏の弟子・金田利之さんが技術と文化を継承し、現在の「深山工房つち団子」を主宰しています。
陶芸教室
深山工房つち団子で体験できる、6種類の陶芸の内容と詳細をご紹介していきます。
1. 陶人形づくり体験
深山焼の陶人形の置物は、陶器の温かみがあって、表情や雰囲気が非常に愛らしいです。
中でも、金田さんの干支シリーズの焼き物は特に評判が高く、山形市の初市などで人気なのだそうです。
深山工房つち団子では、好きなキャラクターや自分で考えた人形を作ることを通して、陶人形づくりの楽しさを体感できますよ。
料金は1人4,500円で、所要時間1時間30分から2時間ほどです。
お子さんにも大人気の陶人形づくり、ぜひ体験してみてくださいね。
2. 手びねり体験
陶芸の基本である手びねり技法によって、湯呑み、マグカップ、小皿などを作れる体験です。
作品は、1人2個まで作ることができます。
1人2,200円で、単体様用の割引料金もあるのでこちらをご確認ください。
所要時間は1時間30分から2時間ほどで、4月から12月上旬までの期間に体験が可能です。
要予約ですので、電話による予約をお忘れなく!
3. 電動ロクロ体験
電動ロクロによる陶芸体験は、どなたでも一度はやってみたいと思うものですよね。
深山工房つち団子では、イメージする形を講師の方に伝えると、初心者の方にもわかりやすく指導していただけるそうですよ!
1人3,300円で1作品作れ、2作品目からは別途料金がかかります。
料金には、焼き物の制作に必要な、高台仕上げ・焼成のための費用を含んでいます。
4月から12月上旬までの期間に体験が可能で、体験には予約が必要です。
4. 絵付け体験
陶芸用の絵の具で、湯呑み茶碗やお皿に好きな絵や模様を描くことで、オリジナルの作品に仕上げることができる体験です。
難しい操作は全く必要としないので、小さなお子さん連れのご家族や、他の陶芸体験が少し自分には難しそうという方にはおすすめです。
料金は、湯呑み茶碗1つで2,200円、5寸皿で2,600円となります。
こちらも体験可能期間は4月から12月上旬までで、要予約です。
5. 出張陶芸体験
深山工房つち団子は、山形県内の学校・公民館などに出張して、手びねり体験教室を開催しています。
料金は1団体4,000円で、10人から最大150人ほどの大きな団体まで受け付けています。
出張範囲は寒河江市(西村山郡)、山形市(東村山郡)、米沢市(東西置賜郡)です。
6. 登り窯ワークショップ
毎年9月下旬ごろ、5日間に渡って昼夜登り窯を焚きつづけるイベントで、期間中はいつでも参加者を募集しています。
深山工房つち団子は、全国的にも希少な薪窯を創業する窯場としても知られています。
深山焼の伝承にとって非常に大きな意味を持つ「登り窯」は、東日本大震災で崩落してしまいます。
しかし、金田さんが主導となって「登り窯復活プロジェクト」を立ち上げ、登り窯を修復することに成功しました。
>>>深山工房つち団子の代表・金田利之さんについてはこちら!
深山工房つち団子で注文できる焼き物3選
深山工房つち団子では、陶芸体験のほか、伝統の深山焼の焼き物を注文することも可能です。
1. 紅花釉
山形県で松尾芭蕉の時代から歴史があるという「紅花」は、山形県深山地区が生産量日本一を誇ります。
紅花を乾燥させてから登り窯でゆっくり燃やしてできる灰を釉薬(うわぐすり)に用いて作陶するのが、深山焼の「紅花釉」の流儀です。
釉薬とは、焼成すると表面に光沢を与えると同時に、表面がガラス質にコーティングされ、耐久性・耐食性を向上させるという役割があります。
紅花の灰は、大量の紅花からほんの少量しか採れないほど貴重だと言います。
素朴な味わいが魅力の、紅花の灰を使った焼き物「紅花釉」を、ぜひゲットしてみてください!
>>>紅花釉について詳細に語った「つち団子ブログ」のページはこちら!
2. 兜
深山工房つち団子では、東北の雄・上杉謙信公や直江兼続公の兜をもとに、オリジナルの兜をオーダーメイドで注文できます。
兜の前立てに任意の紋章を入れることが可能で、世界に一つしかない陶器の兜を特注で作っています。
新たにお子さんが誕生した方は、お子さんのお名前の1文字を入れたり、会社の創立記念の品として、ロゴマークを入れたりすることができますよ。
3. 干支
2001年からスタートした干支シリーズは毎年大好評で、深山工房つち団子ならびに金田さんの代名詞的な作品になっています。
2024年の干支「龍」の制作も着々と進んでいるそうで、注文受付は12月4日からだそうです。
干支をはじめとした深山焼作品についての情報は、金田さんの「つち団子ブログ」にて随時更新されるので、ぜひご確認ください!
また、今年の干支をゲットしたい方は、山形初市で購入するのが一番早く確実なのだそう。
2024年の開催は1月10日午前10時からで、金田さんとスタッフの方が直接販売されるようなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
大行列ができるそうなので、早めにいくことをおすすめします!
金田利之さんについて
金田利之さんは、山形県白鷹町出身の陶芸家で、深山工房つち団子の代表・主宰を務めています。
10年間のサラリーマン生活ののち、陶芸の魅力に引き込まれ、栃木県益子焼で修行し、蹴りロクロ、登り窯の技術を習得されました。
現在は山形県の深山地区に拠点を置き、「深山工房つち団子」を運営しています。
異色の経歴に注目が集まり、近年はテレビで「初市で人気の干支焼物」と紹介され「脱サラ陶芸家」と呼ばれるなど、多数メディアに出演する人気の陶芸家です。
金田利之さんのメディア出演情報
- ・2022-03-19「テレビ歳時記スペシャル」TUYテレビユー山形
- ・2022-01-06「ゲツキンラジオぱんぱかぱ~ん」『深山焼の干支とら』YBC山形放送
- ・2021年末~年始「テレビ歳時記」『白鷹深山焼 干支人形作り』TUYテレビユー山形
- ・2021-12-30「山形新聞」『躍動感あふれる、トラの置物』
金田さんの「つち団子ブログ」
金田さんの更新する「つち団子ブログ」は必見です。
金田さんの普段の制作の様子を画像付きで垣間見れるほか、干支のご注文の案内を行っています。
干支の予約方法はこちらからご確認ください!
アクセス
車でお越しの方は、山形市方面からは国道348号、寒河江市・米沢市方面からは国道287号から向かってください。
白鷹町内に入ったら、「伝統工芸の村」または「のどか村」の看板に従うと辿り着くことができます。
まとめ
深山工房つち団子は、山形県深山地区にある深山焼の工房です。
山形県に伝わる深山焼の技術を陶芸教室で体験することができたり、深山焼の作品の注文をすることができます。
主宰の金田さんの出身地であり、「伝統工芸の村」として定着している白鷹町に工房を構え、自然に囲まれながら陶芸の世界を楽しむことができるスポットです。
ぜひカップル・ご家族で足を運んでみてくださいね!
基本情報
名前 | 深山工房つち団子 |
住所 | 〒992-0776 山形県西置賜郡白鷹町深山2530 |
TEL | 090-2955-1939 |
公式HP | http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp/ |
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。