この記事の結論
- 四日市市立博物館・プラネタリウムは四日市の歴史と1億4,000万の星が眺められる大人のデートスポット
- 毎年1〜3月の期間に開催される、昭和の生活や使われていた道具を触って体験することができる企画展「昭和のくらし展」が大人気
- 展示やプラネタリウムは職員やボランティアの方の解説を聞きながら学ぶことができる
今回は、三重県四日市市にある四日市市立博物館・プラネタリウムをご紹介します。
四日市市立博物館・プラネタリウムの天文係を担当されている北原さんにインタビューをさせていただきました。
※このインタビューは2023年12月に行われたものです。
北原さんの紹介
- ・プラネタリウムの天文係
- ・プラネタリウムの番組の企画や星空の解説を担当
- ・きらら号の望遠鏡でスターウォッチングを実施
【目次】
四日市市立博物館・プラネタリウムとは
まずは四日市市立博物館・プラネタリウムがいつ、どういった目的で作られた施設なのか教えていただきたいです。
四日市市立博物館・プラネタリウムは、1993年11月1日に開館した、四日市の歴史や文化に関する資料を残し、後世に伝えるために作られた施設です。
実は今年(2023年)が設立30周年なんです。
おお、それはおめでたいですね!
30周年で何か特別なイベントとか開催されていたりするんですか?
四日市ゆかりの木版画家を紹介する展覧会を開催したり、プラネタリウム機器の歴史を知ることができる番組を作って、投映したりしていました。
なるほど。
通常では見られないものが、見られたんですね。
他の博物館やプラネタリウムでは味わえない、四日市市立博物館・プラネタリウムの魅力はありますか?
「きらら号」という移動天文車を持っていることが四日市市立博物館・プラネタリウムならではの特徴かなと思います。
きらら号には20cm屈折クーデ式望遠鏡を搭載していて、近くの市民公園や市内各地で観望会が開かれています。
そうなんですね!
確かに、外で実際の星を特別な望遠鏡で見れるのは他ではできない経験ですね。
今市民公園が工事中で、今後の開催は未定となっているので、興味がある方はHPのお知らせにて、連絡をお待ちください!
毎年の人気イベント「昭和のくらし展」がパワーアップ
※上記画像は令和4年度の様子
毎年1〜3月に開催している「昭和のくらし展」という企画展も今回は開館30周年ということで、内容がパワーアップしています。
そうなんですね。
そもそも「昭和くらし展」ってどういった企画展なんですか?
「昭和のくらし展」は昭和の生活の様子を原寸大で再現した展示のほか、昔の道具に触れながら体験することができる展覧会です。
例えば、黒電話は今の小学生は触ったことも見たこともないので、その仕組みや使い方を学ぶことができます。
なるほど、昭和生まれの大人の方は当時のことを懐かしんで楽しめそうだと思いました!
子供も当時の雰囲気や道具を体験できるので勉強にもなりますね。
30周年はどういったところがパワーアップしているんでしょうか?
2024年の1月2日〜3月3日に開催される「昭和のくらし展」は、昭和の道具や資料の展示に加えて、ペーパーアーティストの太田隆司さんによる、昭和の街並みを再現したジオラマ作品を展示します。
それは非常に魅力的ですね!
はい、今回の30周年記念の展覧会でしか見れない作品を是非多くの人に見てもらいたいですね。
四日市市立博物館・プラネタリウムの楽しみ方
次に、四日市市立博物館・プラネタリウムの魅力や楽しみ方を北原さんに聞いてみました。
博物館の魅力
四日市市立博物館ではどういった展示がされているのでしょうか?
先ほど紹介した「昭和のくらし展」のような期間限定で展示される特別展示と常設展示があります。
常設展示では弥生時代や室町時代、江戸時代の四日市の街並みが原寸大で再現されています。
写真撮影もできます。
なるほど、当時の雰囲気を再現した空間で写真が撮れる、映えスポットなんですね!
また常設展示には説明書きが施されていません。
近くにいるボランティアに声をかけていただくと、一つ一つ丁寧に説明してくれるので、より詳しく知りたい方にはおすすめです。
それはすごくありがたいサービスですね。
一方で特別展示はどういった展示が多いのでしょうか?
特別展示は四日市にまつわる展示のほか、歴史や美術などさまざまなジャンルを取り上げています。
なるほど、四日市の歴史や文化に合わせた作品が並ぶってことですね。
展示を見る際の料金を教えてください!
常設展示は無料で観覧いただけます。
特別展示は展示によって料金が変わります。
プラネタリウムの魅力
四日市市立博物館のプラネタリウムの特徴や魅力を教えてほしいです。
プラネタリウムの投映機が他のプラネタリウムとは違って、1億4,000万もの星を投映することができます。
実は2023年3月まで投映できる星の数が最多として、ギネス世界記録になっていました。
それはすごいですね!
また目視で確認できる、9,500個の星はそれぞれの星の色を付けてわかりやすくしています。
職員による星や星座の解説も職員によって内容が違ったりするので、それも魅力の一つです。
なるほど。
他では味わえない四日市市立博物館のプラネタリウムならではの魅力を感じました。
HPを見ると、複数の投映番組があったかと思うんですが、その中でおすすめな番組やイベントはありますか?
毎月第三日曜日と祝日のみ開催している『初めてのプラネタリウム』というイベントは、小さいお子様が泣いたり喋ったりしてもOKな企画で、特にファミリー層に人気となっています。
子連れの方でも安心してプラネタリウムが楽しめるのは素敵ですね!
また、毎週土曜日のみ夜間での投映があり、そこではカップルなども多く来場されて、ファミリー層以外にも幅広い層に人気です!
3月2日までは「ノーマン・ザ・スノーマン ~流れ星のふる夜に~」というストップモーションアニメーションの作品を投映しています。
確かに、夜間でプラネタリウムが見れるのはロマンティックで、カップルや大人の時間って感じがしますね!
おすすめの周り方
四日市市立博物館・プラネタリウムを効率よく楽しむために、おすすめな周り方とかってありますか?
プラネタリウムは番組や時間によって、座席券が完売してしまうことがあるので、早めに座席券を購入してください。
プラネタリウムの開場までの時間で展示を見てもらうのがおすすめです。
やっぱりプラネタリウムは人気なんですね!
はい、プラネタリウムは全て自由席となっているので、開場する10〜20分前に並んでおくと、お好みの座席を確保することができます。
なるほど!
やっぱり座席によっても見え方は変わってきますよね。
大体博物館とプラネタリウムを楽しむとすると、どれくらいの所要時間を見ておけば良いでしょうか?
余裕を持って、1、2時間あれば、全て回ることができると思います。
博物館で細かい説明を受けたい場合は、3時間程度必要かと思います。
ありがとうございます!
デートの時間の目安も立てやすくなりました!
お土産を買って帰ろう
博物館やプラネタリウムに来たら、お土産も気になるのですが、四日市市立博物館・プラネタリウムで買うことができるおすすめのお土産はありますか?
宇宙開発に関連したグッズを多く取り揃えています。実際に食べることができる宇宙食もありますよ。
すごい、なかなか食べることができない宇宙食を体験できるのは素敵ですね!
また、先ほどお伝えした「昭和のくらし展」に関連して、ミュージアムショップでは駄菓子を購入することもできます。
昔の復刻デザインの文房具も販売しているので、大人の方はついつい懐かしくて手に取ってしまうのではないでしょうか?
四日市市立博物館・プラネタリウムの周りにあるおすすめスポット
北原さんに、四日市市立博物館・プラネタリウムの近くのおすすめのお店を聞きました!
ギミードーナツ
ギミードーナツは、2023年9月ごろにオープンしたばかりの本格ドーナツ専門店。
揚げたてのドーナツは一緒に売られているコーヒーと相性抜群です。
イートイン限定なんですが、月に一度ドーナツの種類が変わるメニューがあって、おすすめです!
レッズバーガー
四日市で大人気のレッズバーガーのハンバーガーは、サクサクに焼かれたバンズと旨みがギュッと詰まったパテの相性が抜群。
夜も営業していて、夜カフェの利用もできます。
まとめ
今回は、四日市市立博物館・プラネタリウムを紹介しました。
天文係の北原さんにインタビューをして、博物館とプラネタリウムの魅力やおすすめの周り方などいろんなことを教えていただきました。
歴史が好きな方や星空を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしたい方は四日市市立博物館・プラネタリウムにぜひ足を運んでみてください!
四日市市立博物館・プラネタリウム天文係の北原さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
基本情報
住所 | 三重県四日市市安島一丁目3番16号 |
TEL | 059-355-2700 |
公式HP | https://www.city.yokkaichi.mie.jp/museum/museum.html |
公式Facebook | https://www.facebook.com/profile.php?id=100057230247284&ref=embed_page |
公式Instagram | https://www.instagram.com/yokkaichimunicipalmuseum/ |
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。