この記事の結論
- 笠間日動美術館は、約3000点の作品を所蔵する茨城県の美術館
- 国内外の名品や画家のパレットコレクションを楽しめる!
- ミュージアムショップやミュージアムカフェも充実
笠間日動美術館は、茨城県笠間市に創設された美術館です。
国内外の名品に加え、画家のパレットコレクションや、国内の彫刻家作品などを所蔵しています。
【目次】
笠間日動美術館ってどんなところ?
笠間日動美術館は、1972年に日動画廊創設者・長谷川仁の郷里である笠間市に創設されました。
企画展示館をはじめ、フランス館、日本館、野外彫刻庭園から成り、約3000点を所蔵しています。
印象派からエコール・ド・パリの名品、日本近現代洋画、画家のパレットなど、充実したコレクションを鑑賞できる美術館です。
美術品だけでなく、ミュージアムショップやカフェも併設しているので、一日中楽しめます!
笠間日動美術館をエリア別にご紹介!
ここからは、笠間日動美術館の4つのエリアについてご紹介します。
フランス館
フランス館1階には、創設者を顕彰する意味を込めた長谷川仁・林子記念室、デッサン室、ミュージアムショップがあります。
記念室で展示されているのは、さまざまな画家が描いた夫婦の肖像画や、夫婦に縁のある品、豪華な愛蔵品です。
デッサン室では、スーラ、マグリッド、クレーなどの珠玉の名品を楽しめますよ。
フランス館2階では、ヨーロッパ印象派からエコールド・パリへと続くフランスゆかりの画家の作品を幅広く常設展示しています。
モネやゴッホなど、著名画家の充実した作品を、ぜひご堪能ください!
日本館
日本館1階では、世界的にも珍しいパレットコレクションをご覧いただけます。
ユニークなパレットコレクションは、創設者である長谷川仁氏が、長年のおつきあいがあった画家たちから譲り受けたものです。
パレットには、絵の具の配色だけでなく、その画家の好む主題が描かれているものもあります。
パレットの配色からうかがえる、画家の創作の秘密をぜひお楽しみください!
企画展示館
企画展示館では、年間を通じてさまざまな特別展を開催します。
1階は可動パネルを備えた絵画中心の展示室です。
2階は重要美術品、日本画の軸装、各種工芸品の総合展示も可能な大型ガラス陳列ケースを備え付けており、洋画、日本画、彫刻、写真、工芸と幅広いジャンルの展覧会を開催しています。
過去には、エコールド・パリの寵児として名を馳せた、藤田嗣治の作品展や、樹脂を用いてさまざまなものにお菓子のデコレーションをする現代美術家、渡辺おさむによるスイーツデコアートの展覧会が開かれました。
野外彫刻庭園
1981年5月、フランス館及び日本館の裏、佐白山公園に続く丘陵の一部を拓いて、野外彫刻庭園を開設しました。
木内克の「エーゲ海に捧ぐ」や、本郷新の「冬の像」、清水多嘉示の「メディタッション」など、日本の具象彫刻界を代表する作家の代表作品が、竹林や四季折々の花樹を背景にして、美しく建てられています。
自然と作品が調和した景色を見れば、リラックス気分を満喫できるでしょう。
笠間日動美術館のコレクション
ここからは、笠間日動美術館に所蔵されているコレクションを4つご紹介します。
笠間日動美術館のコレクション
ヴェトゥイユ、水びたしの草原 / クロード・モネ
「ヴェトゥイユ、水びたしの草原」は、印象派を代表する「光の画家」、クロード・モネがヴェトゥイユに住んでいたときに制作した作品です。
この作品は、妻カミーユの死から2年ほど経ち、絶望と悔恨、また経済的貧窮からも脱しつつあった時期に描かれました。
空や水辺の色彩、また葉の落ちた木の造形には、静謐な安定感、あるいは諦念的な深い情感が漂っています。
ぜひ笠間日動美術館でご覧になってください。
サン=レミの道 / フィンセント・ファン・ゴッホ
オランダの画家ゴッホは、1888年にパリから来たゴーギャンとの共同生活が始まりますが、二人の間にいざこざが生じ、悲惨な耳切り事件が起きました。
精神発作が続き、サン=レミの精神病院に入院した時期の作品です。
色彩はまるで南仏の太陽の強さに伝染したかのように輝き、作品は明るく健康的な印象を受けます。
画家の精神の鼓動を、ぜひ肌で感じてみてはいかがでしょうか。
パリの街角 / 佐伯祐三
佐伯祐三は、三十歳の若さで、フランスで客死した大阪出身の画家です。
フランスに滞在していた1924年1月から1926年1月までの間に、フォービズムの代表的な画家であるモーリス・ド・ヴラマンクに助言を受け、アカデミックな作風を捨て去りました。
ダイナミックに描かれたパリの石壁にインパクトを受けること間違いナシです!
丸山君の像 / 岸田劉生
岸田劉生は、日本人画家としては珍しく、たくさんの肖像画を描いています。
この作品が描かれた頃には、綿密写実画からの影響はほとんど消化され、代わって日本画や東洋的な趣味への傾斜が始まりました。
写実を超越する美しさをたたえた柔らかな感じの作品に仕上げられています。
ぜひご覧ください。
ミュージアムショップ・カフェについて
笠間日動美術館では、美術品だけでなく、ミュージアムショップやミュージアムカフェもお楽しみいただけます!
ミュージアムショップ
ミュージアムショップでは、グッゲンハイム美術館グッズをはじめ、海外のジュエリーや小物、笠間美術館オリジナルグッズ、書籍などを販売しています!
その中でも選りすぐりのアートグッズをオンライン販売しているので、ぜひご利用ください。
>>>オンラインショップはこちら
ミュージアムカフェ
企画展示館3階にあるのが、オープンテラスの「カフェ・ド・ローブ」です。
こちらのカフェでは、フランスの具象画家アンドレ・ブラジリエ氏にデザインしていただいたコーヒーカップを手に、香り高いコーヒーをいただけます。
少し休みたい時は、四季折々の美しい風景が楽しめるこちらのカフェで憩いのひとときをお過ごしください。
ご利用案内
笠間日動美術館の開館時間や入館料についてご紹介していきます。
営業時間
開館時間
9:30~17:30(入館は16:30まで)
※ミュージアムカフェ 10:00~16:00
※ミュージアムショップ 9:30~17:00
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日が休館)
年末年始
入館料
大人 | 1,300円 (20名以上団体 1,200円) |
大高生 | 900円 (20名以上団体 700円) |
中学生 | 300円 (20名以上団体 100円) |
小学生 | 無料 |
65歳以上 | 1,000円 (20名以上団体 800円) |
アクセス
笠間日動美術館は、電車・バスまたは自動車でアクセスできます。
アクセス
電車・バスでお越しの方
常磐線友部駅より
常磐線友部駅北口より、『かさま観光周遊バス』で約15分→「日動美術館」下車すぐ
水戸線笠間駅より
徒歩約25分、または市内循環バスで約15分→「日動美術館入口」下車徒歩3分、または『かさま観光周遊バス』で約10分→「日動美術館」下車すぐ
JR友部駅より
『かさま観光周遊バス』で約20分→「日動美術館」下車すぐ
お車でお越しの方
常磐道三郷ICより友部ICまで約1時間→友部JCT経由、北関東自動車友部ICより、国道355号経由して約20分
まとめ
今回は、茨城県笠間にある、笠間日動美術館をご紹介しました。
笠間日動美術館は国内外のさまざまな名品を楽しめるので、二人のお気に入りの作品を見つけられること間違いナシです。
ぜひ笠間日動美術館で、美術館デートを楽しんでください!
基本情報
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。