この記事の結論
- 青岸寺は江戸時代に建立された自然あふれる美しいお寺
- 季節を感じられる庭園を観ながら落ち着いた時間を過ごせる
- 喫茶のサービスもしており、非日常な空間を楽しめる
落ち着いた大人のデートに最適な青岸寺。
今回は、青岸寺の特徴や魅力などを紹介していきます。
【目次】
青岸寺とは?
青岸寺は、江戸時代に建立された曹洞宗のお寺。
その歴史や特徴を紹介していきます。
歴史
青岸寺の起源となる米泉寺は、永正の初めに兵火によって消失してしまいました。
その後、小堂によって長く祀られましたが、寂れた小堂心を痛めた僧によって復興され、青岸寺として今日に至ります。
指定文化財
青岸寺には、2つの指定文化財があります。
聖観世音菩薩(滋賀県指定文化財)
永和元年(1375年)に金剛仏師讃岐法眼尭尊が刻んだ菩薩像であり、室町時代前期の仏像彫刻です。
十一観世音菩薩(米原氏指定文化財)
平安時代末期の彫刻で、高さ56cmの小さな仏像ですが、全体のスタイルの美しさが評価されています。
国が指定する庭園
国指定名勝青岸寺庭園
1678年頃、三世興欣和尚が香取氏に命じて築かせた自然あふれる庭園は、観音様の住んでいる世界を表現しています。1934年に文部省により名勝庭園に指定されました。
カップルのデートでおすすめの場所
おすすめの場所
- ・枯山水庭園と池を持つ池泉庭園の2面性を持つ庭園
- ・四季折々の姿を魅せる庭園
- ・百日紅の花とイワヒバ、苔に囲まれ微笑む花地蔵
二面性を持つ庭園
名勝青岸寺庭園は、普段は枯山水という技法によって、水を使わずに苔で水面を表現しています。
しかし、雨が多く降った後では山の湧き水が流れて溜まり、庭園に水を張り巡らします。
このように、枯山水庭園と池を持つ池泉庭園の二つの姿を持った庭園は全国に2つほどしか存在していません。
四季折々の庭
名勝青岸寺庭園は、季節によって様々な景観に様変わりします。
上述のように、梅雨の時期には池泉庭園としての姿を魅せます。
秋には木々が紅葉し、冬に雪が降った時には一面銀世界となります。
百日紅とお地蔵様
夏の終わりごろには、青岸寺境内にある百日紅(さるすべり)は見ごろを迎えます。
花を咲かせている百日紅の下では、苔とイワヒバに囲まれて花地像が微笑んでいます。
百日紅が咲いている間は、青岸寺はここで参拝者を出迎えています。
座禅会
青岸寺では、毎月第二土曜日に座禅会を開催しています。
忙しい毎日を忘れ、ゆっくりとした時間に身を任せてみてはいかがでしょうか。
青岸寺の基本情報
住所 | 〒521-0012 滋賀県米原市米原669 |
アクセス | ・電車を利用の場合 最寄り駅JR米原駅東口より徒歩7分・車を利用の場合 米原ICより、彦根方面に車で約10分ほど |
参拝料 | 大人拝観料:300円 小人拝観料:100円(小学生~高校生) |
拝観時間 | 9時~17時(冬季のみ16時まで) ※休園日:火曜日・第4月曜日 |
HP | https://www.seiganji.org/ |
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。