この記事の結論
- 大法寺はおよそ1400年の歴史を誇るお寺
- 国宝の三重塔や日本最古の鯱などの文化財を保持し、四季折々の風情も感じられる
- 良縁成就スポットもありデートにおすすめ
この記事では、大法寺の季節ごとの魅力・特徴を紹介していきます。
【目次】
大法寺とは?
一乗山観音院大法寺は、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗のお寺です。
飛鳥時代に開山されて以来1400年の歴史を誇り、信州でも有数の古刹となっております。
国宝に指定される三重塔のほか、日本最古の鯱、東信地方最古の仏である十一面観音菩薩様等の貴重な文化財が残り、永く信仰と文化の中心です。
また信州の山里の周辺風景は、かつて白洲正子氏が絶賛した風光明媚な地でもあります。
季節ごとの魅力
大法寺には季節ごとによって様々な魅力があるので簡単に紹介します。
1月・2月「雪」
1月から2月に見られる大法寺のある上田小県地域は、信州において比較的温暖な地域であり、常に積雪があるわけではありません。
しかし、降雪の後に雪を帯びた塔の姿は寒さを忘れさせるほどの風情を感じられます。
3月下旬「梅」
3月下旬には、三重塔の後方に梅園が広がっており、夫神山や塩田平を背にする三重塔を梅とともに一望することができます。
かわいらしい梅の花の開花とともに鶯が鳴き始め、全身で春を感じられますよ。
4月「桜」
境内周辺およそ40か所に桜の花が植えられており、参道や観音堂周辺から見上げる塔の姿が人気です。
桜の鮮やかな色合いと三重塔が織りなす景色は、とても美しく心を和らげます。
5月「つつじ」
5月には三重塔の前以外に、参道脇の羅漢像周辺にも美しいつつじが咲きます。
綺麗な朱色が三重塔の魅力を引き立てていますので、おすすめです。
7月「紫陽花」
三重塔周辺や観音堂周辺には紫陽花が植えられており、7月ごろに訪れると、上記のような美しい紫陽花を見ることができます。
7月中旬に見頃を迎え、他の季節ではなかなか感じることのできない、色とりどりの紫陽花の美しさを感じることができますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
8月「百日紅」
三重塔の間際に百日紅が植えられております。
8月中旬に見頃を迎え、夏の本番で緑が映える中、アクセントとして輝く鮮やかな百日紅の色は眼に強く焼き付きます。
10月~11月「紅葉」
10月から11月には境内随所に植えられたもみじ、かえで、さくら等の鮮やかな色どりを楽しめます。
空が高くきれいな季節、紅葉の強いインパクトと荘厳に佇む三重塔の織りなす景色をお楽しみいただけます。
国宝「三重塔」とは
大法寺三重塔は、正慶二年(1333年)に建てられました。
和洋の建築様式が正確に守られ、奈良や京都の建築物に遜色ない美しさを持つこと、周囲の風光との調和が美しさをより際立たせていることから、国宝に指定されています。
三層の屋根が、まるで空を舞う鳥の羽のようにのびのびと広がる一方、塔全体はどっしりしていて、細部はすっきりとしたつくりです。
上記の絶妙なバランスが荘重で崇高な印象を与え、傑作ともいえる三重塔を作り上げています。
三重塔はその美しさから、近くを通る東山道の旅人が降る帰り等を眺めたことから「見返りの塔」の名でも親しまれ、日本一美しい塔として有名です。
日本最古の鯱
大法寺厨子屋根に乗る鯱は、鎌倉時代末期から室町時代初期につくられたと考えられ、現存するものとして日本最古の鯱です。
1952年には重要文化財の指定を受けています。
上記の鯱は左右で騎馬の形が異なり、向かって右側の鯱は牙の形が大きく雄とされ、左側の鯱は雌とされています。
屋根に乗るだけではなく、食いついているのも特徴的です。
また、鯱は空想上の生き物であり、大きなおなかには大量の水が入っているとされています。
火災の際にはその水で鎮火をはかるとされ、防災や厄除のご利益があるとされております。
信州の四季にあわせた御朱印
大法寺では、「大法寺」、「十一面観音」、「普賢菩薩」と「鯱」の御朱印を用意しています。
また、信州の四季の変化に合わせ、大宝寺境内を彩る花々をデザインした季節限定朱印(書き置きのみ)を頒布しているのでぜひ、御朱印をもらいにいってみるのはいかがでしょうか。
恋愛成就・良縁成就のご利益がある場所とは
ここまで、大法寺の四季の移ろいや三重塔、鯱について紹介しましたが、大法寺には恋愛成就、良縁成就のご利益がある場所が多々ありますので、紹介いたします。
白衣観音様
白衣観音様は、恋愛成就や良縁成就、夫婦円満のご利益があるとして、多くのカップル・夫婦が参拝されています。
観音様に参拝すること自体あまりない経験だと思いますので、デートの際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ハート型のツツジ
大法寺の境内には、ハート型のツツジが植えられています。
HPにハート型のツツジの場所は載っていなく、秘密の場所に植えられており、見つけることができると「恋愛成就・良縁成就」が叶うとされていますので、ぜひカップルで探してみてください。
連理の木
境内には、ケヤキとアベマキの二種類の木が三ヶ所で交わり、あたかも一つの木のように融合している連理の木があります。
二種類の木が融合し、環を作る現象は大変珍しく、良縁、夫婦和合、恋愛成就等の象徴とされております。
大法寺へのアクセス
自動車をご利用の場合、上信越自動車道「上田菅平IC」より車で30分、または長野自動車道「麻績IC」より車で40分です。
駐車場は2ヶ所あります。
大法寺第一駐車場(普通車19台・大型車4台)
大法寺第二駐車場(普通車10台・大型車4台)
公共交通機関をご利用の場合は、北陸新幹線「上田駅」より千曲バス青木線「当郷バス停」下車後、徒歩15分です。
まとめ
今回は、大法寺について紹介しました。
大法寺は、飛鳥時代の開山より1400年の歴史を誇る、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗のお寺です。
国宝に指定されている三重塔や日本最古の鯱、東信地方最古の仏である十一面観音菩薩様など貴重な文化財が残っています。
また、信州の山里は風光明媚であり、かつて白洲正子氏が絶賛するとても美しい地です。
四季によって自然の景色や御朱印など、様々な変化も楽しむことができます。
そんな大法寺の歴史と自然の中で、風情のある落ち着いたデートをしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
年齢層 | 子ども〜大人 |
料金 | 大人:300円小中学生:100円特別拝観:700円 |
住所 | 長野県小県郡青木村当郷2052 |
HP | https://www.daihoujitemple.com/ |
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。