この記事の結論
- 関東最古の八幡さまと言われている
- 3柱の御祭神が祀られている
- 人形供養・宝くじ祈願を行なっている
大宝八幡宮とは茨城県にある、八幡様を祀っている神社です。
人形供養や宝くじ祈願などを行なっており、季節ごとにまつりが開かれています。
この記事では、大宝八幡宮の御祭神や境内の施設についてご紹介します。
【目次】
大宝八幡宮とは?
大宝八幡宮は、大宝元年(701年)に当時天皇だった藤原時忠が、筑紫(現在では大分県宇佐市)の宇佐八幡様を勧請(かんじょう)したことによって建てられました。
勧請とは離れた場所にいる神や仏に対して、こちらへ来てくれるように祈り願うことを言います。
大宝八幡宮は、関東最古の八幡さまです。
天台宗の古い経文の奥書には、治承三年(1179年)にはすでに八幡信仰が盛行していたことが記されています。
大宝八幡宮の御祭神
大宝八幡宮の御祭神は下記の3柱です。
大宝八幡宮の御祭神
- 誉田別命(ほんだわけのみこと)・第十五代応神(おうじん)天皇(八幡様)
- 足仲彦命(たらしなかつひこのみこと)・第十四代仲哀(ちゅうあい)天皇
- 気長足姫命(おきながたらしひめのみこと)・神功(じんぐう)皇后(仲哀天皇の皇后)
八幡大神様は、治山治水や学問、漁猟などの殖産興業や、衣食住の人間生活の根源を開発指導した文化の生みの親神であると言われています。
同時に、武の道をつかさどる神としても有名で、一切生業の守護神です。
一切生業とは仏教用語で、人々が生活を営む上で必要な仕事や生業、生活の基盤となるものです。
一切生業の守護神は、農業や商業の生業に携わる人々を守り、繁栄や安全を祈願するために信仰されます。
大宝八幡宮の境内施設
大宝八幡宮の境内の施設を3つ紹介します。
大宝八幡宮の境内の施設
- 本殿
- 若宮八幡宮
- 神楽殿
上記以外にも、境内の施設は多数あるので、実際に訪れてみましょう。
本殿
大宝元年(701)藤原時忠公が宇佐神宮を勧請し創建した八幡宮です。
現在の建物は、天正5年(1577)に再建されたもので、三間社流造で高く、柱も太く重たく、建物は小柄で複雑に組み合わされ、桃山時代の地方色が濃く表れています。
屋根は、昭和40年に茅葺きから銅板葺に改められました。
棟札墨書銘や擬宝珠刻銘などの貴重な史料が現存し、国の重要文化財に指定されています。
若宮八幡宮
若宮八幡宮は、源頼朝が奥州征伐を成功させた後、下河辺行平に命じて文治5年(1189)に創建されました。
若宮八幡宮は、応神天皇を祀る八幡様が祖先であり、仁徳天皇の子である若宮様を祀っています。
御本殿には、若宮様の祖父である仲哀天皇を祀っており、親・子・孫と三代にわたって祀られています。
神楽殿
神楽は神を祀るときに奏上する舞と音楽のことで、神楽殿は神社の境内に設けられた神楽を奏する殿舎のことです。
春と秋の例祭では十二座神楽が奉納され、例祭や節分祭などの行事では豆・餅・菓子などが神楽殿から撒かれます。
神事としてだけでなく、コンサートにも使用される場合があります。
大宝八幡宮のご祈祷・お祓い
大宝八幡宮のご祈祷・お祓いを2つ紹介します。
大宝八幡宮のご祈祷・お祓い
- 人形供養
- 宝くじ祈願
それぞれ詳しく解説します。
人形供養
人形供養では、人形との別れとともに感謝の意を伝え、古式に則り祝詞を奏上した後、忌火(神聖な火)によって点火、御焚き上げをします。
人形供養慰霊祭以外でも年間を通して下記のものを預かっています。
人形供養慰霊祭以外で預かっているもの
- 古札
- 御守
- 人形・ぬいぐるみ
人形供養慰霊祭は、3月と9月の最終日曜日13時に行われます。
人形供養慰霊祭の初穂料(玉串料)は、お気持ちです。
目安としては、1体500円または袋や段ボールなどにまとめて頂き1,000〜3,000円をお納めになる方が多いです。
宝くじ祈願
大宝八幡宮は、財運や幸運をもたらすと言われ、特に宝くじ(ロトやナンバーズも含む)の当選で力を発揮するという噂が広がっています。
受付時間は朝9時から午後4時半までで、年中無休です。
祈祷料は5,000円からとなっており、実際の宝くじを持参するかどうかは自由ですが、持参される場合は受付時に預ける必要があります。
宝くじ当選の御守りは、ご利益が叶うように金色の糸を織り込んで作られています。
大宝八幡宮の桜・あじさい・風鈴まつり
大宝八幡宮は桜の名所として有名で、綺麗なソメイヨシノが咲き誇っています。
また、あじさいまつりは国指定の史跡である、大宝城跡の土塁保全のためにあじさいを植えたのが始まりです。現在300種4,000株を超えるあじさいが咲いています。
他にも、8月には大宝八幡宮の参道に、1,000個の風鈴が飾られる風鈴まつりがあります。風鈴の鈴の音は邪気を払い清浄をもたらすと言われており、風鈴が夏の風物詩として愛される理由です。
大宝八幡宮のアクセス
大宝八幡宮のアクセス方法は主に下記の2つがあります。
大宝八幡宮のアクセス方法
- 鉄道
- 電車
それぞれ説明します。
鉄道でのアクセス
鉄道では、関東鉄道常総線大宝駅より徒歩3分です。
下記の駅から大宝駅にアクセスできます。
鉄道でのアクセス方法
- 取手駅(JR常磐線)〜大宝駅
- 守谷駅(つくばエクスプレス線)〜大宝駅
- 下館駅(JR水戸線・真岡鉄道線)〜大宝駅
上記を参考に大宝八幡宮に行きましょう。
自動車でのアクセス
常磐自動車道谷和原インターより、国道294号線を水海道・下館方面へ行きます。
国道125号線との立体交差を通過後(右手にはイオンモール下妻)最初の信号を左折します。
2個目の信号を左折し、1個目の信号(東部中学校入口)を右折、道なりに進むと一ノ鳥居が見えてきます。
圏央道(首都圏中央連絡自動車道)常総インターより約20分、坂東インターより約30分、境古河インターより約35分です。
まとめ
大宝八幡宮とは茨城県にある八幡様を祀っている神社であり、関東最古の八幡さまと言われています。
大宝八幡宮では主に、人形供養や宝くじ祈願が行われています。
また、桜・あじさい・風鈴まつりなどが行われているので、季節ごとにデートを楽しめるでしょう。
季節を感じるデートをしたい方は、大宝八幡宮を訪れてみてはいかがでしょうか。
基本情報
年齢層 | 子ども〜大人 |
住所 | 〒304-0022 茨城県下妻市大宝667 |
電話番号 | 0296-44-3756 |
HP | https://www.daiho.or.jp/index.html |
この記事の監修者
- 経歴
- 2013年名古屋市立大学卒業。リクルートコミュニケーションズ入社後に2017年から(株)Parasolに参画
マッチアップでマッチングアプリの記事を2,500本以上作成。TVやラジオに多数出演してマッチングアプリの認知を広げた後、知見を活かして紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をリリース。